ワンちゃんと栃木県にある、百名城の足利氏館へ。大日様として親しまれる鑁阿寺と、足利氏ゆかりの町並みをぶらり歴史散策。
訪れた日:晩秋(10月下旬)
1.太平記館駐車場へ
金山城を見学して、栃木県の足利市へと移動。距離にして10km、25分ほどで到着。
群馬県太田市と栃木県足利市はお隣さんなので、すぐに到着ちまちた
さっきは山城で、こちらは鎌倉時代に築かれた方形居宅で武士の居館
2.足利学校を外から見る
駐車場から足利氏館に向かう途中、最古の学校として知られる足利学校を通ります。
創建については奈良時代や平安時代、室町時代など諸説あります。しかし古くから存在していたことは確実で、宣教師ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されたほど。
足利学校は残念ながら犬連れ不可。
周囲を巡って外から眺めるだけでも、厳粛な雰囲気が伝わりまつ
3.大日大門通りを歩く
落ち着いた雰囲気の街並みが続く大日大門通りを、まるちゃんとぶらり散策します。
テクテク歩いているたけでも、とても心安らぐ素敵な町並みでした☺️
クンクン美味しそうな香りに誘われて、オシャレなお店を発見ちまちた
ワンコがいるので入らなかったけど、「美味しい珈琲が飲めるこだわりのお店」って雰囲気で分かっちゃいました!
4.鑁阿寺がある足利氏館へ
大日大門通りを散策しながらテクテクと歩いて、突き当りの足利氏館へと到着。
あれ?お城に行くって聞いてまちたが、なんだかお寺のような所でつね
そうだね。お城というより元々は館だし、今はお寺が中心となってるよ
足利宗家二代当主の足利義兼が居館として築いたとされる足利氏館。後に堀内に大日如来を奉納した持仏堂を建立したことから、寺院として整備されて足利氏の氏寺として今に至ります。
土塁と水堀
居館として築かれたとはいえ、防御のため敷地は土塁と水堀に囲まれています。
堀と土塁を見ると、やはり武士が住む居館だった感じが残っていますね
ちなみに…まるでヌシのような、めっちゃ大きな鯉が泳いでまちた
足利義輝が再建した山門
お寺の正門である立派な山門。初期の山門は室町時代に焼失したため、第13代将軍の足利義輝が再建したものだそうです。
両脇には桃山時代の作品と思われる、力強い仁王像がありました
仁王像が守る鑁阿寺でつが、そういえばワンコは入って大丈夫でつか?
鑁阿寺(足利氏館)は犬連れで散策可能。ただし地域の方に大切にされている猫ちゃんがいるので、ワンちゃん連れは気をつけて。
鐘楼
鎌倉時代に建てられ、再建された建物ですが時期は不明だそうです
鎌倉時代の禅宗様建築がわかる、とても貴重な建物だそうでつよ
大銀杏
根本が二本に分かれた不思議なイチョウの木。なんと樹齢550年前後だそうです。
訪れた人々を見守ってきた大銀杏。秋になると葉が黄金色に輝きまつ。
多宝塔
創建は1196年(寛永6)。五代将軍徳川綱吉の生母が再建したそうです
本堂
密教寺院においての禅宗様仏堂、禅宗様の古例としても大変貴重な建物です。
足利義兼が建立。後に足利義氏が大堂を建てましたが、1129年に焼失。足利尊氏の父である貞氏が1299年(正安元年)に再建。現在は国宝に指定されています。
再建して後世に。足利氏にとって大切な場所だったことがわかります
人々に親しまれる大日様に手を合わせて、感謝の気持ちを伝えまちた
なお足利氏館の百名城スタンプは、鑁阿寺本堂のお守り売場にありました。
境内は公園にもなっていて犬とお散歩も可能ですが、貴重な仏閣ということお忘れなく。とくに寺院の建物や史跡では抱っこするなど、マナーを守って散策を楽しみましょう。
5.太平記館でお土産を買う
帰りは駐車場にある太平記館で、たくさんお土産を買いました!
休憩所やカフェにレンタサイクルもあって、観光の拠点にピッタリでつ
6.まとめ
栃木県足利市にある鑁阿寺として親しまれている、足利氏館をご紹介しました。お寺もお城も歴史ある雰囲気で、ぶらりと散策しているだけでも楽しめる素敵な場所でした。ぜひ皆さんもワンちゃんと一緒に、足利氏発祥の地として知られる街を旅してみてはいかがでしょうか♪