『豊臣兄弟!』で話題の滋賀県長浜市へ。琵琶湖を望む豊公園や長浜城、豊国神社など、秀吉ゆかりの地をわんこと散策。歴史を体感した後は、黒壁スクエアや城下町を巡る後編へと続きます。
訪れた季節:春と夏(4月と8月)
1.秀吉ゆかりの長浜をわんこと散策
秀吉が初めて一国一城の主となった長浜。歴史と琵琶湖の絶景を楽しみながら、秀吉ゆかりの地や人気の城下町を巡っていきます。


秀吉公が築いた城下町の面影が残る長浜を、わんことのんびり散策します

琵琶湖沿いの長浜城や城下町だけじゃなく、食べ歩きも楽しめそうでつね♪

琵琶湖側には長浜城と豊公園があり、長浜駅を挟んだ反対側には城下町が広がっています。どちらも徒歩で巡れる距離にあるため、愛犬とのんびり街歩きを楽しめます。

長浜観光に便利な駐車場
お城と城下町巡りに便利な駐車場をご紹介。


ママのおすすめは豊公園の駐車場。アクセス抜群で、広くて駐車しやすい!

市内にはコインパーキングも充実。あまり歩きたくない方も安心でつね♪
豊公園駐車場は収容台数が多く、きれいなトイレもあるため観光に便利です。ただし、連休や桜のシーズン、イベントやテニス大会開催日は混雑しやすく、満車や入出庫待ちが発生する場合があります。

駐車場探しが面倒な方は、事前予約できるakippaを利用するのもアリでつ♪
2.わんこと豊公園へ
車を停めたら、まずは豊公園をお散歩。


約600本の桜が咲き誇る、日本さくら名所100選にも選ばれた公園でつ♪


まっすぐ進むと長浜城。手前にある豊公園を通って、まずは左手の琵琶湖へ
琵琶湖沿いをお散歩


あれ…ママの服装も髪型も違うし、ちと若返ってる?これって流行りのAI?

いや、違う。10年前の写真だよ😁


まるは小さい頃、今よりもっとモコモコしていてトイプー感が強かったねー

ママもまるも若いけど、懐かしんでないで長浜城の紹介をお願いちまつ♪

市民の憩いの場として親しまれている豊公園。噴水広場の近くには花壇もあって、季節によってはバラが咲くなど見どころ多数。琵琶湖沿いをのんびりお散歩するのも気持ちいいし、ベンチもたくさんあるので、お弁当を持ってお外でピクニックもおすすめです。

わんことお散歩が楽しめるステキな場所ですが、子どもから大人まで多くの方が利用しています。リード着用はもちろん、糞尿の処理を含め、しっかりとペットマナーを守って楽しみましょう。
3.わんこと長浜城へ
いよいよ、秀吉が初めて城主となった“出世城”と名高い長浜城へ。


うんうん。ちょうどこの日は満開で、多くの方がお花見を楽しんでいました


あれ?石垣とか門とかなかったでつ…

実は長浜城の遺構はあまり残っておらず、天守は復興されたものなんだよ
琵琶湖沿いの長浜城は、豊臣秀吉が初めて城主となったことで知られる“出世城”です。しかし江戸時代初期に廃城となり、城の建物は彦根城や大通寺などへ移築されたため、現在は豊公園内にわずかな石垣や井戸を残すのみとなりました。
長浜城の歴史

姉川の戦いや小谷城の戦いを経て浅井氏が滅亡すると、織田信長はその功績を認めた羽柴秀吉に北近江を与えました。1573年、秀吉は浅井氏の居城だった小谷城ではなく、琵琶湖畔の今浜に新たな城を築きます。そして主君・信長の名から一字を取り、この地を「長浜」と改めました。

あっ、その場所なら前に行きまちた!

どちらも長浜から近いので、ご興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね。

長浜城は琵琶湖の水を取り込んだ“水城”として発展し、城内へ船が直接出入りできる構造を備えていました。秀吉はこの地で城下町の整備を進め、後の飛躍につながる基盤を築いたとされています
天守閣跡とおかねさん
復興天守の西側には天守閣跡の碑があり、豊臣秀吉公の像も建てられていました。


近くには、築城の際に人柱となったと伝わる悲しい言い伝えも残っています
長浜城に伝わる悲しい物語。築城の際、城を守る人柱として選ばれたのは、長浜一の美しい女性とうたわれたおかねさん。聡明でもあった彼女は湖北の繁栄を願い、自らの命を捧げたと伝えられています。この付近にはおかねさんが眠っているとされ、北側には「おかね堀」と呼ばれる堀もあったそうです。
長浜城歴史博物館

現在の天守は1983年に復興されたもので、内部は歴史博物館として公開されています。館内では秀吉や浅井長政、石田三成など長浜ゆかりの人物を紹介する展示のほか、企画展も開催。最上階の展望台からは琵琶湖や湖北を一望できます。

というわけで、ママは今から一人で歴史博物館へ探検しに行ってきますー!


ほいほい、いってらっしゃーい。まるは入れないので、パパと待機してまつ


ただいまー
長浜の歴史や秀吉との関わりなど、展示内容も分かりやすく充実。ゆっくり見学すると1時間ほどはかかると思います。また、最上階の展望台からの景色も素晴らしく、眼下に広がる城下町と、まるで海のように広い琵琶湖を見渡せて大満足でした。
旧長浜領境界碑
天守の広場には石垣根石のほか、江戸時代に建てられたとされる境界碑が残っています。

長浜は秀吉によって町屋敷の年貢米三百石が免除された特別な町で、その扱いは江戸時代の徳川幕府にも引き継がれました。その範囲を示すために境界碑が三十数本建てられたと伝わりますが、現在残るのは十数本ほどで、元の位置にあるものはわずかです。石碑には「これより東 長浜領」「これより南 長浜領」などと刻まれ、当時の長浜の範囲を知る貴重な手がかりとなっています。


駅側にある『ゲート瓢箪』というオブジェでの記念撮影📷️もお忘れなく!
4.わんこと長浜駅へ
豊公園と長浜城を満喫したら、城下町を散策するため、長浜駅方面へ向かいます。


先ほどのゲート瓢箪から100mほど歩くと長浜駅。あっという間に到着です

城下町へ行くには線路を渡りますが、長浜駅のコンコースを通るのが近道です。駅を抜けて反対側へ出ると、黒壁スクエアを中心とした城下町が広がっています。

長浜駅にはレンタサイクルを借りられる観光案内所があり、パンフレットを手に入れたり情報をゲットしたりと、旅の拠点にもピッタリです。また、地元で人気の平和堂が手掛けたショッピングモールが併設されていて、お土産選びにも便利。さらに1階にはスーパーもあり、お弁当を買って豊公園でランチを楽しむのもおすすめです。

駅を出ると長浜の魅力が詰まった、えきまちテラスという施設もありまつよ
店内や施設内は犬連れ不可。コンコースは駅施設のため歩かせることはできませんが、屋外通路であればスリングや抱っこで通行できると思います。

大きなワンコでも北側の地下道や南側の踏切で反対側へ渡れるので安心です
秀吉公と石田三成公 出逢いの像


やっぱ、まるもママも若い!

これ10年前だし…。えきまちテラスも、まだ建ってなくてビックリ~!
5.わんこと豊国神社へ
まずは城下町散策の第一歩として、長浜駅から150mほど北にある豊国神社へお詣り。


徒歩3分で到着。秀吉公をお祀りする神社でつが、まるも一緒に行けるの?

うん、大丈夫。なんとこちらの豊国神社は、わんこも一緒にお詣りできるよ
豊国神社は公式インスタでも紹介されている、愛犬と一緒にお詣りできる神社です。


お社近くの撮影は遠慮し、まず参拝。まるとお詣りできるなんて感謝です
豊国神社は愛犬と一緒にお詣りできる貴重な神社ですが、境内は神聖な場所でもあります。粗相が心配なわんこはマナーパンツを着用するなど、しっかりとペットマナーを守りましょう。また、参拝者が多い日やお社の近くでは、小型犬であれば抱っこするなど、周りの方へのご配慮もお願いします。
秀吉公と神社の由緒

突然の告白…三英傑、いや歴史上の人物の中で一番好きなのは秀吉公です!

昔から秀吉公ファンでちたもんね。そんなママの長文をお許しください😁

秀吉公は長浜城と城下町の整備を進め、約10年にわたって長浜の発展に力を注ぎました。その恩恵は後の時代にも受け継がれ、天正十九年には三百石の地租免除を認める朱印状が出されるなど、長浜の人々にとって大きな支えとなったそうです。

これが、さっき天守にあった境界碑?

そうそう。ナイスフォローありがと!
秀吉公が亡くなると、長浜の人々はその功績を偲び、いち早く豊国神社を建立しました。しかし徳川時代になると秀吉公を神として祀ることが許されず、豊国神社は取り壊されてしまいます。それでも人々は御神像を密かに守り続け、形を変え「えびす宮」として祀ることで信仰をつないでいきました。現在も続く十日戎は、そんな長浜の人々の想いから始まったと伝えられています。

その後も人々は秀吉公への想いを絶やすことなく「豊神社」と名を変えて祀り続けたそうです。その名残は現在も「みのり橋」という名前に残っています。明治時代になるとようやく豊国神社の名を取り戻し、今も多くの人がお参りに訪れています。こうした歴史を知ると、長浜の人々がいかに秀吉公を慕っていたのかが伝わってきます。

長浜と秀長公、そして加藤清正公

兄・秀吉が長浜城を築き初めて一国一城の主となったその地で、弟・秀長は城下町の運営や北近江の統治を支えました。表舞台で躍進する秀吉と、それを支える秀長。長浜には秀長の書状も残されており、ここが二人にとって“出世の原点”であったことを今に伝える神社でもあります。

加藤清正公は、秀吉公に見出された子飼いの武将の一人。数々の戦で武功を挙げ、終生にわたって豊臣家への忠義を貫いた人物として知られています。その姿は、まるで亡き主君を今なお守り続けているかのよう。豊国神社の参道に立つ勇ましい像からは、秀吉公への変わらぬ忠誠心が伝わってくるようでした。

秀吉公と八重事代主命だけじゃなく、清正公もお祀りされているんでつね!
※八重事代主命は、えびす様のモデルとされる神様。
商売繁盛や福をもたらす神として親しまれています。

あと秀頼公を最期まで見守った、木村長門守重成公も御祭神なので感慨深い
虎石と歴史の足跡
豊国神社には、秀吉公ゆかりの逸話や霊石が今もひっそりと伝えられています。

虎石は、加藤清正公が寄進し、秀吉公のお気に入りだったと伝わる庭石です。長浜城の廃城後に大通寺へ移されましたが、夜ごと鳴く不思議な出来事が続いたため再び豊国神社へ戻されたそうです。現在は「霊石虎石」として瓢箪池のほとりに静かに佇んでいます。近くには出世や金運のご利益があるとされる福万年亀もあり、あわせて見ておきたいスポットです。

むむ、虎石の写真は?あっこれはご自身の目でご覧くださいパターンでつね

あっバレた😁
他にも境内にある瓢箪池は、秀吉公の馬印である千成瓢箪にちなんで造られた池です。池のまわりには江戸時代の橋の親柱も残されており、何気なく眺めていると長浜の歴史の積み重ねを感じます。また神社から見て駅側、駐車場付近には長浜開町句碑もあります。こちらは「太閤身隠しの岩」と伝わる岩に、竹中半兵衛の嫡男・重門が詠んだ長浜の繁栄を願う歌を刻んだもの。戦乱を生き抜いた秀吉公の逸話と、長浜の未来への願いが重なるようで印象に残りました。

長文でしたが、ママが秀吉公好きで神社に感動したことは十分伝わりまちた

あはは。とにかくステキな神社なので、ぜひお立ち寄りくださいませー

秀吉公好きの私にとって、豊国神社は心に残る場所でした。長浜城には遺構がほとんど残っていませんが、秀吉公が築いた町と、その想いを大切に受け継いできた人々の存在を随所で感じます。長浜の人々にこれほど慕われ続けた秀吉公は、やはり“人たらし”と呼ばれるほど魅力的な人物だったのだなと改めて実感できる神社でした。
6.おまけ!とびだし武将&姫君
先ほどご紹介した、戦国時代verの“飛び出し坊や”が街中のあちこちに登場しています。

長浜市の商店街では、大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送にちなみ、長浜ゆかりの戦国武将や姫をモチーフにした“飛び出し坊や”が登場しています。交通安全看板をアレンジしたユニークな展示で、全部で27体。どれもSNS映えするので、探して見つけて写真を撮るだけでも楽しめます。

えっ…なぜ“飛び出し坊や”なの?

おお。良い質問ですね~
実は飛び出し坊やは長浜の近く、同じ滋賀県にある東近江市が発祥なんだそう。さらに生産数・設置数ともに滋賀県が全国1位!アピールにはピッタリのキャラです。ちなみに余談ですが、「飛び出し坊や」と名付けたのは、みうらじゅんさんだそうです。なお、各看板の場所はホームページで確認できるので、目当ての武将を事前にチェックしておくと良いかなと思います。
7.まとめと次回の予告!

『豊臣兄弟!』で話題の滋賀県長浜市の旅、まずは前編をご紹介しました。琵琶湖を望む長浜城と、人々が秀吉公を慕い紡ぎ続けてきた豊国神社。あわせて巡ることで、さらにその魅力が感じられます。ぜひ皆さまも愛犬と一緒に、秀吉公の足跡をたどってみてはいかがでしょうか♪
後編となる次回は長浜の城下町を巡ります。







