まるちゃんと愛媛県と広島県を結ぶ、しまなみ海道へ。自転車で多々羅大橋を渡り生口島を散策、ラストは大山祇神社に犬連れでお詣り。
訪れた日:落葉(11月中旬)
1.拠点となる道の駅!
日本一長い斜張橋の多々羅大橋は、広島と愛媛を結ぶしまなみ海道にあります。


橋の全長は、なんと1,480m!

おお!長い!といっても、まるはスリング。電動自転車で楽々渡ります
道の駅 多々羅しまなみ公園

拠点となる道の駅。レストランやお土産屋さんもあり、自転車もこちらで借ります。


なお公園は犬の散歩は禁止と看板があったので、ご注意くださいませ

お散歩したかったけど残念でつ…
道の駅はテラス席ワンコOKなので、問題なく行けると思います。ただし公園については犬の散歩NGなので、お気をつけくださいませ。
道の駅でレンタサイクルを借りる


なお道の駅には、いろいろな種類のレンタサイクルが用意されています
私たちは2時間未満の利用だったので、HELLO CYCLINGを選択しましたが、まるっと一日借りたい人は上浦レンタサイクルがオススメかも。こちらはクロスバイクや二人乗りのタンデムなど、いろいろな種類の自転車があります。
短時間ならHELLO CYCLINGが便利
・スマホで予約。
・いつでも返せる。
・電動自転車で楽々
場所 道の駅内(大三島BS至近)
公式 HELLO CYCLING 地図 Map

2.道の駅から多々羅大橋へ
全長70km。6つの島々を結ぶしまなみ海道は、橋も含め自転車で通行できることから、サイクリストの聖地となっています。


後ろに見えている多々羅大橋を自転車で渡る。なんかドキドキちまつね

うんうん。それでは坂道を登って、多々羅大橋の方向へと向かいます

多々羅大橋は自動車専用道と自転車歩行者道に分かれていて、初心者の私のような人でも安心して走ることができます。


専用道でつがサイクリストの方には道を譲り、歩行者にも気をつけて!

うんうん。マナーが大切ですね
多々羅大橋を渡る!


目の前に橋が見えてきまちた。なお、まるはどこにいるかというと…


まるはパパのスリングバッグに入って楽ちん。それではレッツゴー!!

完成時には斜張橋としては、世界最長を誇った多々羅大橋。2024年現在も国内では最長、世界でも8位に入るとても立派な道路橋です。さらに広島県と愛媛県との県境に位置していて、瀬戸内海の美しい島々が見渡せるビュースポットとしても人気の橋になっています。

橋の途中に“鳴き龍”という場所があり、手を叩くと不思議な現象が起こります。


えっ…橋の写真や紹介はこれだけ?

うん。実は高所恐怖症。なので渡りきったことに達成感があります😁
瀬戸内海の見晴らしは最高。でも下を見るとめちゃ高かったので、あまり立ち止まらずササッと渡った私たち。ちなみに時間はかかるけど高い場所が大丈夫な方であれば、歩いて渡ることも可能です。
自転車歩行者道なので安心
徒歩でもワンコはスリングがオススメ
風が強い日は気をつけて
2ヶ所ある鳴き龍を忘れずに。
場所 多々羅大橋 地図 Map
公式 しまなみ海道サイクリング

2026年3月31日まで自転車料金が無料となる企画「しまなみサイクリングフリー」を実施中!
3.レモン谷からサンセットビーチへ
多々羅大橋を渡り、いよいよ生口島へと到着。そこから3㎞ほど海沿いの道を走り、瀬戸田サンセットビーチを目指します。


あのスゴい橋を自転車で渡ってきたと思うと、なんか感動しちゃいます

ビビってたくせにカッコつけてる😁
柑橘系が香る道 レモン谷

橋からはレモン谷と呼ばれる、レモンやミカンが植えられた下り坂を走ります。

橋を渡った生口島の瀬戸田町は、なんとレモン生産量日本一!なんでもレモン栽培は明治時代に始まり、昭和38年には生産量約900トンにまでなったそう。その後は輸入レモンが自由化となり大打撃…しかし農薬問題がきっかけで国産の安全性と美味しさが見直され、レモン産地として奇跡の復活を成し遂げたそうです。


結構な下り坂が続きまつ。なお、下から登ってくる人は大変そうでちた

うん。私たちも帰りは登りだけど、電動自転車だからヘッチャラだよ!

瀬戸田サンセットビーチ

潮風が心地よい海沿いの道を走ると、ヤシの木が植えられたビーチが見えてきます。


美しいビーチに到着。しかーし、なんとここで残念なお知らせが…
瀬戸田サンセットビーチは犬連れ不可。公園についてもワンコのお散歩はNG。

あちゃー、残念でつ…
私たちは遠くから見るだけでしたが、公園にはオシャレなアート作品があり、人気のフォトスポットとなっています。

ビーチは残念ながら犬同伴不可でしたが、道のりが心地良く、瀬戸内海の橋を渡るという貴重な体験ができて大満足。
4.大山祇神社と周辺散策
道の駅 多々羅しまなみ公園から大山祇神社までの距離は7㎞。車で10分ほどで到着。


道中もサイクリストの方がたくさん

うんうん。時間がある人は道の駅からレンタサイクルで行くのもアリ!

私たちは、あまり時間がなかったので車で移動。レンタサイクルを一日単位で借りた人は自転車で行くのも楽しいと思います(標高76mの三村峠を超えるのでアップダウンあり)。
参拝者用の駐車場は台数が少なめ
近くの道の駅か公園の駐車場がオススメ
どちらも駐車料金は無料!
場所 藤公園前駐車場 地図 Map
大山祇神社へお詣り
入口となるニの鳥居をくぐると神聖で清々しい、まっすぐな参道が続いています。


あっ、そういえば。こちらの神社はワンちゃんも入って大丈夫でつか?

建物以外は大丈夫。とはいえ失礼がないよう抱っこでお詣りしましょう
大山祇神社は犬連れOK。ただし建物内は不可で、参道や一段高い本殿は小型犬であれば抱っこやスリングでお詣りするのがベターかも。


立派な狛犬さんに荘厳な門。思わず、ビシッと気が引き締まりまつ


境内は明らかに空気感が違います
日本最古の木 雨乞いの楠
日本最古の楠と言われる“雨乞いの楠”。なんと樹齢は3000年を超えています。

十七神社

大山祇神社は伊予国一の宮(地域の中で社格の高い最上位の神社)にあたるため、こちらの建物には国中の神々をお祀りしているそうです。

建物も古く歴史の深みを感じます
乎千命御手植の楠

本殿の正面にある、大山積大神の子孫が植えたといわれている御神木。時代は神武天皇東征前の甲寅年(紀元前660年頃)の出来事のようで、そのため樹齢は2600年を誇ります。

息を止めて正面から右回りに3周すると、願い事が叶うらしいです!

さらに御神木と一緒に写真📷️を撮ると、長生きできるそうでつ
本殿
一段高い場所にある神門をくぐり、本殿のある聖域へと進み、拝殿にてお詣り。

古くから日本総鎮守とされている大山祇神社。御祭神は大山積神、上津社に大雷神、下津社に高靇神が御鎮座されています。

大三島は古くから神の島である“御島”とされていて、重みを感じまつ

うんうん。悠久の歴史を感じて、崇め奉る大切な心を改めて抱きました
なお境内には伊藤博文公記念楠や河野通有兜掛の楠など、見どころがたくさん。また残念ながらワンコは入れませんが、大山祇神社の宝物館は必見です。なんと国宝や重要文化財となっている武具類の約8割が、こちらに保存展示されています。
生樹の御門へ
神社にお参りしたあと、徒歩3分の場所にある、生樹の御門と奥の院へ向かいます。

諸説ありますが越智玉澄は飛鳥時代の人物で、物部姓越智氏一門、河野氏の祖と伝わります。


言葉にならないほどスゴい。圧巻。

樹齢約三千年の大きな老楠。幹にある穴を門に見立てて、奥の院へ参拝していたことから“生樹の御門”と呼ばれるようになったそうです。
鶴姫ロード
奥の院に手を合わせたら、歩いて5分ほどの場所にある鶴姫の像を見に向かいます。

神社の長である大祝家に生まれた鶴姫は、小さな頃から武術などを習得する、体つきも立派で容姿端麗な女性でした。16歳になった時、戦死した兄の代わりに出陣。大三島に攻めてきた大内軍を撃退する活躍を何度も見せました。しかし最後は亡くなった恋人の後を追い海へと入水、18歳の人生に幕を閉じました。


失礼なマルはさておき、今でいうスポーツ万能な女性だと想像しました
小説から広まった鶴姫伝説。元となった文献が行方不明のため、真相は定かだはありませんが、才色兼備で誰もが憧れる鶴姫のようなステキな女性が歴史上にいたなんて、すごくロマンを感じました。

5.まとめ

愛媛県にある多々羅大橋と大山祇神社をご紹介しました。大三島はパワースポットとしても人気で、日本総鎮守の大山祇神社や楠木は必見。ぜひ皆様も“神の島”とも呼ばれる大三島を、ワンコと一緒に旅してみてはいかがでしょうか♪