高知県の須崎市浦ノ内に御鎮守する、海へと続く参道が絶景の鳴無神社へ。スタートは佐川町にある、まきのさんの道の駅から始まります。
訪れた日:落葉(11月中旬)
1.まきのさんの道の駅から出発
前日から高知を旅する私たち。朝から行動するため、神社から近い道の駅で車中泊。


めちゃキレイな道の駅で、華やかな草花がたくさんあって驚きまちた!

うんうん。朝ドラにもなった植物学者の牧野富太郎さんの出身地だからね

佐川町は「日本の植物学の父」と称される、植物分類学者の牧野富太郎博士の出身地。新種の発見や多くの研究を残した牧野博士は、植物の魅力や学ぶことの大切さも伝えた偉大な人物。


博士の帽子と鞄が置かれたベンチも、道の駅のアクセントにぴったり

自然豊かなこの地から誕生⋯だから道の駅の名にもなっているんでつね
建物の裏手にはお散歩が楽しめる、ペット同伴OKの大きな芝生広場がありました!

地元の食材やお弁当を販売している市場の他、レストランやベーカリー、人気のアイス屋さんなどもありました。とにかくキレイで「空が晴れたら♪」って口ずさんじゃうほどステキな道の駅でした。
2.鳴無神社へ
道の駅から土佐の宮島ともいわれる、鳴無神社へと向かいます。車で40分程で到着。


駐車場に到着。いきなり鳥居が!
大鳥居


うんうん。浦ノ内湾の最奥に位置した穏やかな海なので、たしかに神秘的

朱色の鳥居をくぐり、右手へ進みます。


ママ、立ち止まってどうしたの?

いや海外から訪れる人のための案内板の隣が、何気にスゴいと思って。

創建や文化財についてなどが書かれていて、それ自体も驚きの内容なんですが、案内板の記載は昭和54年⋯なんと50年近く前に作られたのに、キレイでびっくり。海が近いのでもっと痛みそうですが、大切にされていることと、やはり奥まった湾だから“潮風も穏やかで神聖な場所”なんだなと私は思いました。
海の鳥居
海に向かって参道が続いていて、その美しい風景は土佐の宮島とも呼ばれています。


本当に穏やかで静かな海⋯“神のおわす地”と伝わる理由に思わず納得


まるは海の波音が苦手でつが、静かなので近づいてもへっちゃらでちた

海を挟んで反対側には、遥拝所(遠く離れた地から拝む所)があります。昔は道路がなく船で渡って来ていたことと、お祀りしている一言主命の通った道筋に由来して、海から参道を進んで参拝するのが正式なスタイルだそうです。

おみくじは海へ流すのが鳴無神社の流儀。縁結びのご利益があるそうなので、気になる方はやってみて!(ちなみに紙は水に溶けるようにできていて、ゴミにはならないのでご安心を)
本殿のある境内へ
真っすぐ伸びる参道の奥に、重要文化財となる拝殿と幣殿、そして本殿があります。


なお失礼かと思い境内の写真はありません。それではお詣りしてきます

いってらっしゃ~い。まるは少し離れた場所から、お祈りしていまつ

創建は西暦460年で、なんと1550年余も昔のこと。一言主命(ひとことぬしのかみ)がこの地へ降り立ち、宮殿を建てたのが由来とされていて、本殿などの社殿が土佐藩主山内忠義によって1663年に再建されました。
ワンコが苦手な方もいらっしゃるのでマナーを守って。神域となる境内や拝殿については、小型犬であれば抱っこやスリングに入れてお詣りするなどの配慮をお願いします。
3.まとめ

高知県須崎市に御鎮守する鳴無神社と、佐川町にある道の駅をご紹介しました。この地に降り立った一言主大神は、いにしえより言離の神様であり、今は縁結びの神として知られています。ぜひ皆さんも土佐の宮島とも称される美しい風景の鳴無神社へ、ワンちゃんと一緒にご祈願に訪れてみてはいかがでしょうか♪