愛犬と宮崎へ。島全体がパワースポットとして知られる青島神社と、島を取り囲むようにできた奇石群、鬼の洗濯板を犬連れで巡ります。
訪れた日:初冬(12月初旬)
1.わんこと青島へ
宮崎市の南東部、ビーチリゾートとしても知られる日向灘を望む海岸沿いにある青島


島の周囲には鬼の洗濯板があり、島内には青島神社が御鎮座しています

青島は周囲1.5kmほどで、面積は約4.4ha、東京ドームと同じくらいの広さがあります。島内には古より青島神社が御鎮座しており、島全体が神聖な場所であるため、元々は立入禁止でした。しかし宮司さんの希望もあり、江戸時代から一部解禁となり、明治以降には島を渡って、いつでも参拝できるようになったそうです。
青島周辺の駐車場
宮崎県の中でも観光スポットとして人気の青島。毎年、多くの人々が参拝に訪れるため、周辺には多くの駐車場があります。


私たちは一番近い有料の①に駐車。ご紹介した場所以外にも、周辺にはたくさんの駐車場があります。

駅側の無料駐車場は人気なので、土日祝は空いていたらラッキーでつ
③⻘島参道南広場駐⾞場は令和7年11⽉30⽇(予定)まで工事中のため利用できません。工事後は拡張されて広くなりますが有料となるそうです。
公式 宮崎市・駐車場整備の実施について
駐車場は多数あり
有料駐車場は1回500円が相場
繁盛期は混雑するので早朝がオススメ
AOSHIMA BEACH VILLAGE
駐車場からすぐ近くの場所に、オシャレな雰囲気の青島ビーチビレッジがあります。


早速、まるが反応。こちらにはモーニングからディナーまで、絶品グルメが楽しめるレストランがあります

なんと…テラス席はワンコOK!
レストランの他にも、BBQが楽しめるエリアやラグジュアリーなホテルも併設。

AOSHIMA BEACH PARK
ハワイのような雰囲気のビーチパークは、カジュアルにリゾート気分を楽しめる場所


わぁ~ハワイにいるような雰囲気。まるは行ったことないでつけど😁

確かに南国チックで楽園気分。ママもハワイは行ったことないけど😁

こちらのCafeは常設店舗で、敷地内にはキッチンカーなどのお店もありました。
幸せの黄色いポスト


この黄色いポストは“映える”フォトスポットにぴったりの場所でつね!

うんうん。こちらのポストは、先ほどのビーチパークの前にありました
2.わんこと弥生橋を渡る
いよいよ、弥生橋を渡って青島へ。


ロケーションもお天気も最高なので、まるちゃんの足並みも軽やか


そういえば、、、ワンちゃんも一緒に島に入って大丈夫なんでつかね?

うん!青島はワンコ連れOK!広い島内を一緒に歩いて散策できるよー
わんこと歩ける青島ですが、島全体が神域ということをお忘れなく。また、貴重な亜熱帯植物や生き物たちが暮らす島でもあるので、環境を汚さないよう、糞尿の処理を含め、しっかりとペットマナーを守って散策するようにお願いします。

3.わんこと鬼の洗濯板へ
青島の周囲には、海に向かって広がる奇石群があり、鬼の洗濯板と呼ばれています。

正式名称は青島の隆起海床と奇形波蝕痕。約700万年前、交互に砂岩と泥岩が重なる地層が海に沈降。波の力で削られた平らな部分が、地面の隆起によって海面上に持ち上げられてできた地形で、国の天然記念物に指定されています


これはスゴい風景でつね

うんうん。そしてここを“鬼の洗濯板”って名付けた人、天才だと思う
満潮時は海に沈むため、鬼の洗濯板を見るには干潮時がベスト。また奇石群は島の周囲にあり、それぞれの場所で違った表情を見せるので、島を一周して見るとさらに楽しめます

4.わんこと青島神社へ
赤い鳥居をくぐり、青島神社へ。


さらに神域へと近づいたせいか、まるちゃん…とても緊張しているねー

おのずと背筋がピシッと伸びまつ


そういえば、、、神社内にワンちゃんも入って大丈夫なんでつかね?

うん!青島神社もワンコ連れOK!
青島神社は犬連れOK(神社の方にも確認済み)。広い境内も歩かせて大丈夫なので、愛犬と一緒にお詣りができます。
愛犬と一緒に参拝できる青島神社ですが、お社や依り代の周辺では抱っこするなど“神域”ということを考えて行動しましょう。ワンコの糞尿は必ず鳥居に入るまでに済ませ、境内でもしっかりとペットマナーを守って参拝するようにお願いします。また、犬が苦手な方へのご配慮も忘れずに。

神門から本殿へ(拝殿)
参道の左手にある手水舎で身を清めたら、いよいよ正面の本殿(拝殿)へお詣り。
彦火火出見命、豊玉姫命、塩筒大神の三神をお祀りしている青島神社。神話“海幸彦・山幸彦”にて山幸彦と豊玉姫が結ばれた舞台でもあり、縁結びのご利益があると伝わります。

なお、本殿は失礼と思い、写真はありませんのでご了承くださいませ

でもでも~、いろいろな願掛けやおみくじがあったのでご紹介ちまつ

五円は御縁、五十円は護重縁、意志臼(石臼)を回して願います。こういう語呂合わせ…言霊を大切にする国に生まれた私にとって大好物。


続いては、おもかる石。お賽銭を入れて祈願。石を持ち上げてみて軽く感じると、早く願いが叶うそうです

鯛みくじは“海幸彦・山幸彦”のお話と重なっていて、神話が残る神社にピッタリのおみくじ。他にもゲーム感覚で楽しめる願掛けも多く、参拝している人々の笑顔が印象的でした。
祈りの古道と元宮
本殿から向かって右手には元宮へと続く、祈りの古道と呼ばれる参道があります。

神馬(古来から馬は神さまの乗り物として崇められてきた)を奉納していたことが、その始まりでしたが、馬は貴重で高価でもあったため、代わりに馬小屋の形の板に絵を書き奉納するようになったのが絵馬の由来だそうです。


えらい、ボヤけた写真でつね…

実際に神社に行かれて、ご自身の目と心で神聖な雰囲気を体感してほしいので、あえてこの写真にしました
古代、祭祀が行われていた場所として伝わる元宮。その証拠に弥生式土器が数多く出土していて、まさに古より存在する青島の聖地。

元宮はビロウ樹に囲まれていて、とても神秘的で、スピリチュアルに疎い私でも“何かを感じる”ほど心が震えました。
天の平瓮投げ
元宮には古来より続く天の平瓮投げという神事があり、私も体験してみました。


しっかりと説明を読んでチャレンジ
あくまでも神事なのでコツや攻略法はありませんが、遠くの磐境へ届かせようとすると、けっこう強めに投げないといけないので、磐境に入らなくても簡単にお皿は割れました。

磐境に入れば心願成就、割れれば開運。神さまは優しいなと思いまちた
他にも浜辺で真砂を探してお供えする『真砂の貝文』や、夫婦ビロウに願いを結ぶ『産霊紙縒』などの願掛けもありました。さまざまな願い事が叶う…そんなパワースポットとしても人気の青島神社は、亜熱帯植物が豊かに生い茂り“神さまのいる場所に近い”と感じるような、神秘的で素晴らしい神社だと思いました。
5.青島の周囲をわんこと歩く
神社にお詣りしたら、そのまま島を一周。


お詣りしたからなのか体が軽くなった気が…まるも軽快に歩いています


さらに遊歩道を進むと、まるで南国にいるかのような雰囲気になりまつ


うんうん。島を包む亜熱帯の森も神秘的で、日常では見られない景色に、まるも何かを感じたようでした

島全体が神域であった理由が、一周してみると良く分かります。美しい海と砂浜、不思議な鬼の洗濯板、亜熱帯性植物の森に囲まれた社。ここを神域とした神さまと先人たち、そして神話を紡ぐ青島神社に深く感動しました。

こちらの動画を見て神話の物語を知っておくと、青島をより楽しめると思うので、ご紹介しておきます。

おまけ・青島参道商店街へ


島からの帰り道、まるは足取りも軽く、何やらウキウキなご様子ですな

はい。食べ歩きが待ってまつから

橋から真っ直ぐ駅の方向へ歩くと、お店が立ち並ぶ青島参道商店街があります。お土産を買ったり、食べ歩きをしたりとママもまるも大満喫。さらに周辺の青島街道沿いにはお店も多く、私たちは有名なスーパーに立ち寄ってパンを買い、お昼ごはんにしました。

参道の大きな店の情報はこちら⇧
有名なスーパーの情報はこちら⇩
6.まとめ
私たちは2時間半ほど滞在。次の目的地もあるので足早に巡りましたが、ゆったりとお土産を見たり、のんびりとランチやティータイムを楽しむ場合は、プラス1~2時間ほどあると安心です。

宮崎市にある人気スポット、青島をご紹介しました。神話の物語が伝わる島に御鎮座する青島神社、そして鬼の洗濯板、どちらも古より続くロマンを感じ、心躍る場所。ぜひ皆さまも非日常の感動体験ができる青島へ、ワンちゃんと一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか♪
このあと午後からは鵜戸神宮を旅します
