ワンコと宮崎県へ。天岩戸が御神体の天岩戸神社、神々が集い神議をした天安河原へ。神話発祥の地、高千穂を1日で巡る犬連れ旅の後編。
訪れた日:初冬(12月初旬)
1.道の駅から天岩戸神社へ
高千穂を1日で巡る犬連れ旅。前編は高千穂峡で感動し、高千穂神社へお詣り。

心が震えた天孫降臨の地と神社。寄り道した道の駅も楽しかったでつ

うんうん。道の駅でクールダウン、後半は天岩戸神社へと向かいます
天岩戸神社の駐車場へ
道の駅 高千穂峡から天岩戸神社まで8kmほど。ひむか神話街道を走り15分で到着。


私たちは第1駐車場に停めました

40台ほどのスペースの小さな駐車場なので、空いていてラッキーでちた
一番近い第1駐車場は台数も限られていて満車になりがち。お時間のある方は歩いて5分ほどの場所に無料駐車場があるので、そちらに駐車したほうが景色も楽しめてオススメです。
第1駐車場の料金は1回500円
第2駐車場以降は料金無料
大型車は第3駐車場が停めやすいかも
各駐車場にトイレあり(第4以外)
公式 天岩戸神社 交通のご案内
2.ワンコと天岩戸神社へ
駐車場の隣には大きな一ノ鳥居があり、西本宮の聖域へとなる参道が続いています。


うんうん。高千穂を旅すると神話というよりも史実に感じ、ママも緊張
しめ縄は七五三縄とも書き、その数の通り、藁の飾りが7本5本3本となっているのが天岩戸神社の特徴。そして神話では隠れた天照大御神がお出になった際、再び岩戸に籠もらないように結界として張ったのが七五三縄(神話では尻久米縄)の起源とされていて、そのため天岩戸神社はしめなわの発祥の地と言われています。
手力男命戸取像

ギャー!

どっ、どうした?。もしかして天手力男神の像で驚いちゃったのかな

天岩戸に隠れた天照大神の手を取り導き出した、天上界で最も手の力が強いといわれる天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)。なんと、こじ開けたその天岩戸の大きな扉は、戸隠山まで飛んでいったという伝説が残ります。

神話のワンシーンをリアルに再現。駐車場側から見るのがオススメです
天照皇大御神の像
鳥居手前に天照皇大御神の像がありました


もう言葉にならない

まさに太陽神、、、偶然かもしれないけど、神秘的なオーラを感じまつ
ワンコとの参拝について

天照皇大神がお隠れになった霊蹟(神聖な事が起こった場所)、天岩戸が御神体の神社。古事記や日本書紀に綴られた天岩戸神話を伝える神社で、祭祀貴族が大宝時代に参拝した記録もあり、長い歴史と神話を紡ぐ由緒ある神社です。

神話を肌で感じる神社…厳かな雰囲気でつが、ワンコも行けるんでか?

うん大丈夫!なんと天岩戸神社は、ワンちゃんと一緒に参拝できます
天岩戸神社は犬連れ参拝OK(神社の方に確認済み)。参道や拝殿前へも愛犬と一緒に歩いて参拝することができます。
愛犬と一緒に参拝できる天岩戸神社ですが、拝殿や建物等の周辺では抱っこするなど“神域”ということを考えて行動しましょう。ワンコの糞尿は必ず鳥居に入るまでに済ませ、境内でもしっかりとペットマナーを守って参拝するようにお願いします。また、犬が苦手な方へのご配慮も忘れずに。

拝殿にお詣りする際は、小型犬だとスリングに入れるか抱っこがベスト

ワンコも人もしっかりとマナーを守り、参拝するようにお願いしまつ
西本宮の境内へ
鳥居をくぐり、神域へ。右手の谷を見ながら木々のトンネルのような参道を進みます


はいはい。それにしても、谷に生い茂る木々も岩戸川も、どれも神秘的


うん!ごもっともですね。神話から続く歴史と伝統を守り続けている神社の言葉なので、心に響きますね。
二ノ鳥居と常世長鳴鳥
参道を進むと二ノ鳥居が見えてきました。


参道には安政二年建立の芭蕉句碑があり、左手には社務所がありました

授与所には御札や御守りが並んでいまつ。ペットの御守りもありまちた


ギャー!

なになに、あっニワトリさんですね
境内にいたのは長鳴鳥とも呼ばれる、東天紅という品種の鶏。天照大神が天岩戸にお隠れになり闇が訪れたとき、太陽を呼ぶ力があるとされる常世長鳴鳥を泣かせた神話が由来となり、多くの神社では鶏が放し飼いにされています。
鶏は神様の使いです。ワンコ連れの方は距離を取るなど、鶏を驚かせないようにお願いします。
拝殿と御神体
手水舎で身を清めたら、いよいよ拝殿へ。


緊張ちてきまちた

うんうん。御祭神の天照大御神、御神体の天岩戸、ママもかなり緊張…


あれ?写真がプロっぽくなってる…

うん。拝殿では失礼かなと思い写真は撮らなかったのでお借りしました
天照大御神がお隠れになった天岩戸は、ちょうど拝殿から真っすぐ50mほど先に位置しています。そのため一般的なお社のように拝殿の後ろは本殿ではなく、川を挟んで反対側の崖にある天岩戸の洞窟自体が御神体となっています。
ワンコと一緒に拝殿でお詣りをして、お導きと旅の感謝を伝えました。なお、拝殿の近くには招霊木(オガタマノキ)があり、舞を舞った天鈿女命が手に持っていたのがこの枝であり、現代に繋がる神楽鈴の元となった木なのだそうです。
遥拝所から見る天岩戸
御神体の天岩戸は、拝殿裏の遥拝所から拝見することが可能。しかし、こちらは御神域となるため、お祓いを受け神職の方のご案内が必要です。また、神域内では写真撮影は一切禁止となっています。

抱っこできるサイズの小型犬であれば一緒に案内してもらえるそうでつ

うん。でも、さすがに緊張して無理なので私たちは遠慮しておきました
拝殿からは見えませんが、その存在を私は“感じる”ことができた気がして、十分に感動。ルールを守れば犬と参拝できるなんて、感謝の言葉しかありません。
写真がなくてイメージしにくいので、大好きな山口智子さんの動画をご紹介。威厳のあるステキな宮司さんの説明も分かりやすくオススメ!
東本宮
東本宮は川を挟んだ反対側で、岩戸橋を渡った駐車場の近くに一ノ鳥居があります

こちらの社も御祭神は天照大御神。森に囲まれた東本宮は、天照大御神が天岩戸から出た後、初めにお住まいになられた場所と伝わります。

古くは氏神社という別の社であり、木々が生い茂る神域は別世界のよう

奥に不思議な七本杉もあり、お時間ある方はぜひお立ち寄りくだしゃい
東本宮も犬連れで参拝できますが、森は禁足地であり、多くの自然が残る(生き物たちが生息する)場所に建つお社なので、しっかりとペットマナーを守って立ち入るようにお願いします。
3.ワンコと天安河原へ
天安河原へは西本宮裏手の鳥居から出て、400mほどの距離を歩いて向かいます。


うんうん。車道側は危ないので、駐車場に帰る際も通ってよいそうです


まるはちと眠そうですが、この辺りにはお土産店やカフェがあるので…


コラコラー。次も神聖な場所に行くので、食べ歩きは帰りしましょうね

ふん、はいはーい。
岩戸川沿いの遊歩道
ここから川沿いの遊歩道を歩きます。

幻想的な川沿いに作られた遊歩道ですが、段差や階段などもあり、歩く際は足元に十分にお気をつけくださいませ。

ワンコと一緒に歩ける遊歩道ですが、狭い場所や階段、人の多い所は気をつけて。あと遊歩道に外灯はないので、明るいうちに参拝しましょう。

天安河原宮
いよいよ旅はクライマックス。神秘的な大洞窟、仰慕窟がある天安河原宮へ。


うんうん。明らかに空気感も違う。
明確な線引きはありませんが、依り代や洞窟、お社は神聖な場所なので、小型犬であれば抱っこやスリングにて参拝されることをお勧めします。
天照大御神が岩戸にお隠れになったことで、世は天地暗黒となってしまいます。それを案じた八百万の神が河原に集まり、神議されたと伝わる場所が、こちらの天安河原にある大洞窟。

天安河原の洞窟は別名、仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)とも呼ばれていて、以前は社のみが信仰の対象でしたが、願いを祈る人々によって石が積まれていくようになったそうです。

私たちも洞窟のお社に手を合わせ、お導きと感謝の気持ちを伝えました
天岩戸神社に天安河原。あくまでも私の感想ですが、神話はフィクションではなく、実話ベースなんだなと、この地を訪れてみて改めて思いました。古より伝わる神話は“脚色”こそあるかもしれませんが、史実であり、今の私たちに繋がる、大和心の教科書なのかもしれません。

あのー、ママはミステリーハンター気取りですが、何かをお忘れでは?

世界ふしぎ発見!って、こりゃー。はいはい、約束してた食べ歩きだね
あまてらすの隠れカフェ
まるちゃんとのお約束。天安河原の帰り道にあるカフェに立ち寄りました。

天安河原の入口近くにある人気のカフェ。一息つくのにピッタリなお店で、景色の良いテラス席はワンちゃんOK!


高千穂名物“いも娘”なるものを注文!コレ、めっちゃ美味しかった

疲れた体に染みわたる、ソフトクリームやスイーツもオススメでつ
通りには他にもお店がありました。また、西本宮一ノ鳥居側にもお土産屋さんなど、いくつかお店があるので、ぜひお時間ある方はお立ち寄りくださいませ。
4.まとめ
私たちは2時間ほど滞在。天岩戸神社の西本宮と天安河原のみの観光だったので、東本宮へ行かれる場合はプラス1時間ほど見ておくと安心です。

後編となる高千穂の旅、天岩戸神社と天安河原をご紹介しました。この地と天岩戸を守り後世に紡ぐ神社、八百万の神が集まった洞窟、どちらも神話を肌で感じられる素晴らしい場所。ぜひ皆さまも神話が息づく高千穂へ、愛犬と一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか♪



