愛犬と島原半島を巡る1日旅のラストは雲仙地獄。モクモクと吹き出す蒸気と熱気が広がる異世界のような景色と見どころ、駐車場・所要時間をレポート。人気の温泉たまごもご紹介。
訪れた日:師走(12月中旬)
1.島原半島を巡る1日旅【第5弾】
この日は佐賀から島原半島へ、わんことドライブ旅。まずは目的地をご紹介します。


佐賀からスタート。ドライブを楽しみながら島原半島を1日で巡ります
①大魚神社 海中鳥居
②ときめきフルーツバス停通り
③島原城と島原武家屋敷
④島原鉄道 大三東駅
⑤雲仙地獄⇦今回はコチラ

前回は島原鉄道の大三東駅を訪問。最後は⑤の雲仙地獄を目指しまつ

目的地の雲仙地獄は、開湯1300年を誇る雲仙温泉にある人気観光地!

雲仙地獄へは国道389号と57号、県道128号など、複数のルートがあります。いずれもドライブが楽しめる山道で、島原からは国道で登り、帰りは県道を走るなど、別ルートを選ぶとより変化のあるドライブが楽しめます。


四季折々の景色が楽しめるドライブコース。安全運転で走りましょう!

なお、冬は寒さが厳しいため、スタッドレスなどの装備をお忘れなく
2.雲仙地獄とは?
雲仙地獄は島原半島の山あい、九州有数の温泉地・雲仙温泉街の中心部にあります。

白い噴気と熱気が立ちのぼる迫力ある景勝地で、開湯1300年を誇る温泉街を象徴する人気スポット。さらに雲仙地獄は標高700mに位置しており、都市部と比べて気温が5℃ほど低いことから、避暑地としても知られ、暑さが苦手なワンコにもおすすめの観光地です。

地獄とはいっても、実際は大地のエネルギーを感じる魅力的な場所でつ

うんうん。島原半島を巡る1日旅の締めくくりにもピッタリの場所だね
八万地獄は復旧工事中
2021年の大雨による土砂災害の影響で、八万地獄は立ち入りが禁止されています。


八万地獄はホテルの裏手に位置し、以前は遊歩道が整備されていました

以前は神社から遊歩道を通って地獄巡りができましたが、土砂災害により鳥居などが流され、立ち入り禁止が続いています。そのため清七地獄からのルートが案内されています。

早く復旧するといいでつね

うんうん。でも見どころはたくさんあるから、今でも十分楽しめるよ!
雲仙地獄の駐車場
大三東駅から車でワインディングロードを走ること約40分、雲仙温泉街に到着。

1️⃣古湯駐車場 95台 1回300円
2️⃣雲仙駐車場 21台 1回500円
3️⃣湯の里駐車場 33台 1回500円
4️⃣新湯駐車場 17台 1回500円
5️⃣新湯共同浴場前駐車場 33台 1回500円
6️⃣満明寺駐車場 13台 1回500円
※いずれの駐車場も普通車の台数で、大型のキャンピングカーやマイクロバスは1️⃣と4️⃣のみ駐車可能です(駐車料金も異なります)。

一番近いのは6️⃣だけど、台数が少ないので、空いていたらラッキー!
休日などの混雑時は駐車場探しに苦労しがち。そんなときは、一目で空き状況が分かる下記の公式観光サイトが便利です(※空き情報が確認できるのは1️⃣〜5️⃣の駐車場のみ)
ちなみに雲仙お山の情報館の駐車場は無料。ただし入口が狭く分かりにくいため、おすすめはしません。なお、雲仙地獄は無料で見学でき、駐車場料金も安いため、管理費と捉えて有料駐車場を利用するのがマナーかなと感じました。
3.雲仙山満明寺と雲仙温泉神社
満明寺の駐車場に車を停め、まずはお寺に手を合わせました。次に斜め向かいの温泉神社にも参拝し、旅の感謝を伝えました。

雲仙温泉街を見下ろす小高い丘に建つ満明寺は、大宝元年(701年)に僧・行基が開いたと伝わる歴史ある寺院です。かつてこの地は「温泉(うんぜん)」と表記されていたとされ、その後、時代とともに「雲仙」という表記が広まっていきました。幾度もの戦乱で焼失と再建を繰り返しながらも受け継がれ、今では金色に輝く釈迦像が温泉街を静かに見守っています。

お寺には大きなお釈迦様や不動明王が祀られ、その迫力に感動しました
お寺と神社は犬連れ同伴に関する情報がなかったため、交代でお参り。参道もそれほど長くないので、階段付近や鳥居の外で待っていてもさほど負担には感じませんでした。
4.わんこと雲仙地獄へ
雲仙山満明寺と雲仙温泉神社へお参りしたら、いよいよ雲仙地獄へと向かいます。


ホントだ!まだ先なのに、立ち上る蒸気が見えるね…これはスゴそう!


あはは。硫黄のニオイもしてきたし、いよいよ地獄に近づいてきたね
湯けむり橋と清七地獄
国道のすぐ横、雲仙地獄の入口となる湯けむり橋から、地獄めぐりが始まります。


うんうん。雲仙地獄…スタート早々から、迫力がスゴいんですけど〜!

ゴォーって音も聞こえまつ


たしかに。あまりにも暑くて、思わず上着を脱いじゃうほどの熱気です

島原城下のキリシタン、清七。禁教の中で捕らえられ、信仰を貫いた末、この地で処刑された。その直後、地面から熱湯が噴き出したと伝えられ、ここは清七の強い意志を伝える地とされている。

地獄由来ミステリー…哀しいお話が今も残る、歴史ある場所なんでつね

うん。雲仙には伝説や哀史が数多く残っていて、この地がキリシタン弾圧の舞台となったことも、地獄と名がつく背景の一つといわれています

まだ一歩入っただけですが、さっそく感想を。
哀しい話が残る場所ではあるものの――
ここ、めっちゃスゴいんですけど〜!
大地のパワーがみなぎる、
とにかくエネルギッシュなスポット。
地球は生きている――
そう感じたママでした。
わんこと行ける雲仙地獄と注意点


あっ、興奮して忘れてたぁ。雲仙地獄はわんこも一緒に見学可能だよ!
愛犬と一緒に楽しめる雲仙地獄ですが、蒸気は熱く硫黄臭も強いため、モクモクと立ち込める場所には十分ご注意ください。また歩かせることも可能ですが、地面が熱くなっている所も多いため、足元をしっかり確認してから散策しましょう。


写真を撮る時以外はそこそこ歩くので、スリングがあると便利ですよー
小型犬であれば抱っこでも行けますが、雲仙地獄は約900m(まるママ調べのざっくり目安)ほど歩くので、スリングやリュックタイプのバッグがあると便利です。なお、段差や階段があるため、ペットカートはちょっと厳しめです。


あと犬連れの方は、訪れる人の心を癒す猫ちゃんたちにもご配慮をー

お店の猫ちゃんはデリケートなため、触ることや撮影はNGです。そっと見守ってあげてニャン。
雀地獄
力強い清七地獄から先に進むと、今度は可愛らしい名前の雀地獄が現れます。


チュンチュンという音が聞こえることから、雀地獄と呼ばれていまつ

耳を澄ますと確かに聞こえる。実は他にも、こんな由来が伝わります
雲仙の寺で修行していた若い僧侶が大切にしていた白い雀をめぐり、僧侶同士の争いが起こった。その争いはやがて大きな諍いへと発展し、寺をも巻き込む混乱に。命を落とした雀はこの地に落ちたとも伝えられ、その出来事が“雀地獄”の名の由来になったという。
お糸地獄
静かな鼓動が魅力の雀地獄を抜けると、視界が開け、広く開放的な場所に出ます。


うんうん。自然が生み出した地獄アトラクションって感じで楽しめるー

不謹慎でつけど、分かる気がちまつ

お糸地獄のいわれ。島原城下に暮らしていたお糸という女性は、不義の末に夫を手にかけ処刑されました。その頃にこの地獄が噴き出したことから、“家庭を乱せば地獄に落ちる”という戒めを込めて、この名が付いたといわれています。
大叫喚地獄と邪見地獄
お糸地獄からは3つに分岐するので、時計回りにグルっと回るルートを選択。


ここは数ある地獄の中でも、噴気が活発な場所。めっちゃパワフルです
ちなみに…ここへ向かう途中には展望所があり、地獄とは思えないほどの絶景が広がります。お写真はあえて載せていないので、ぜひご自身の目で楽しんでみてくださいね。

美味しい温泉たまごがいただける「雲仙地獄工房」も後ほどご紹介

“邪見”――それは人を妬む醜い心。この地の湯を口にすれば、嫉妬から生まれた不和が消えると伝えられている。だが実際は強い酸を帯び、とても飲めるものではない。なぜそんな伝承が残ったのか――ここは邪な心を捨てる場所かもしれない。
泥火山
邪見地獄を奥へ進むと、葬頭川の婆石と鏡石があり、その先には泥火山が現れます。


泥沼から、かすかに噴き出すプクプクが、なんだかシュールな泥火山。

うんうん、ここは静かな鼓動。地獄と名がつかないのも、なんだか納得
雲仙地獄工房と温泉たまご
雲仙地獄をグルっと一周し、お糸地獄に戻ってきたら、本日のメインイベントへ。


こんな感じで、一周700mほどの雲仙地獄を時計回りにグルっと巡り…

ワクワク😁


小さな売店で、熱々の「温泉たまご」と「温泉レモネード」を購入!

温泉たまごとレモネードの感想。
玉子って、こんなに美味しかったっけ?と思うほどの絶品。ほどよい蒸し加減で、ほんのり香る硫黄が旨味を引き立て、塩との相性も抜群。スッキリとしたレモネードもGOOD。お店の方も親切で、噴出具合に合わせて蒸し時間を調整しているなど、いろいろなお話が聞けて感謝。
正直、この世で一番美味しいのは温泉たまごかも…と思ってしまうほどの美味しさでした。
熱々のため殻を剥く際はご注意ください
売り切れ次第終了なので、お早めに。
場所 雲仙地獄工房 地図 GoogleMap
営業時間 10:00~16:00
キリシタン殉教碑
この地を見下ろす高台の丘には、殉教者を祀る十字架と殉教碑が建てられています。


江戸時代とはいえ、こうした史実があったことも忘れずにいたいでつね

うんうん。雲仙地獄と共に、これからも大切にしていきたい場所だね
5.雲仙温泉街をぶらり
雲仙地獄を堪能したあとは、温泉街の風情が漂う通りをぶらりと散策しました。

温泉街は明治期に多くの外国人が避暑地として訪れ、「ハイカラな町」として知られるようになった歴史あるエリア。湯けむりが立ちのぼる街並みには、趣ある商店が軒を連ねています。
遠江屋本舗

遠江屋本舗さんは、サクサク香ばしい手作りの「湯せんぺい」が人気!
温泉神社の目の前に店を構える老舗『遠江屋本舗』。明治から続く伝統を受け継ぎ、手焼きの湯せんぺいをはじめ、地域ゆかりのお菓子を販売。名物の湯せんぺいは、口どけの良い軽やかな食感とやさしい甘さが魅力です。
やらやら⁺SAPIN

右手にある『やらやらサパン』はお団子や軽食も楽しめるお土産店です
2023年にリニューアルした『やらやらサパン』は、雲仙・長崎のお土産が揃うランドマーク的なお店。オリジナルキャラ・カステラくんグッズも人気で、温泉街の入口にあり、休憩やお土産探しにピッタリ。テラス席ではワンコと一緒にお食事も楽しめます。
公式 Instagram
グリーンテラス雲仙
こちらの『グリーンテラス雲仙』は、清七地獄の入口から南に300mほど行った場所にある、人気の洋食レストラン。開放的なテラス席はワンコ同伴OKです。

他にもワンコは入れませんが、惣菜パンが人気の『かせやcafe』や、県産のお酒がそろう『お山の酒屋 本多屋』、懐かしい駄菓子が並ぶ『雲仙おもちゃ博物館』などもあり、気ままに温泉街をぶらりと散策してみてはいかがでしょうか。
6.所要時間とまとめ
雲仙地獄めぐりを一周するには、1時間ほどあれば見学可能です。温泉街をぶらりと散策したり、お土産を見たりする時間も含めると、さらに1時間ほどあると安心です(食事時間は除く)。

島原半島を巡る1日旅、ラストとなる雲仙地獄をご紹介しました。哀しい伝承は残るものの、地獄の風景は圧巻で、地球の鼓動を感じるステキな場所でした。ノスタルジックな温泉街も雰囲気がよく、島原半島旅の締めくくりにピッタリ。
ぜひ皆さまも、温泉たまごが美味しい雲仙地獄へ、ワンちゃんと一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか♪






