秋田県仙北市へわんことお出かけ。コバルトブルーの透き通った湖面が美しい、田沢湖周辺をぶらりと巡ります。
訪れた日:晩秋(10月中旬)
1.田沢湖の魅力とは?
日本の中で最も深い湖の田沢湖。流れ込む川は少なく、ほとんどが湧水であると考えられていて、コバルトブルーに輝く澄んだ湖面が特徴です。
すごく透き通っていて、気持ち良さそうにお魚さんも泳いでいまつ
深さは423.4m!写真じゃ伝わりにくいけどホントに青かった
深さは世界では17番目で『日本のバイカル湖』とも言われているそう。なお湖は噴火によってできたカルデラとされていますが、噴出物が見つかっておらず、隕石の可能性もあるとかないとか。そういった諸説あることも、神秘的な要因のひとつかなと思います。
湖畔沿いの観光スポットを巡る
湖の大きさは直径で6kmほど。周辺には神社や名所、レジャースポットなどが点在しています。
2.伝説の『たつこ像』へ
まずは伝説の残る『たつこ像』を見に潟尻園地の駐車場へと向かいます。
台数は少ないけど無料で利用できて、トイレがとてもキレイ!
たつこ像までは200mほど。道草しながら歩いていきまつよ!
田沢湖周辺を走る路線バスもカッコよくて、思わずパシャリ📷️
驚きの美しさ田沢湖
「えっ?嘘でしょ」っていうほど、ホントに湖がコバルトブルーでつ
湖の美しさもさることながら、山々の景色も素晴らしい!
田沢湖の周辺は、なだらかな山が多く開放的。湖も青い空と相まって、別世界に来たような驚きの美しさです。
黄金色に輝く『たつこ像』
いよいよ、数々の伝説の残る『たつこ像』へ到着。まずは記念写真。
うわぁ、意外と大きくて金ピカでつ!黄金色に輝いています!
うんうん。ちなみに金色なのは、ちゃんと意味があるんだって。
昭和15年に電源開発と農地用水を確保するため、玉川毒水と呼ばれる川の水を取り入れたことにより、魚が住めないほどの酸性になった田沢湖。現在では水質改善が進んでいますが、酸性の水による腐食から像を守るため金箔漆塗りとなっています。
辰子姫伝説とは?
金ピカの理由は納得。でも、たつこさんって一体誰でつか?
いい質問ですね!それでは田沢湖に残る『辰子姫伝説』をご紹介。
昔々、田沢村に辰子という美人の娘がいたそう。辰子は今の美しさのまま留めたいと思い、百日百夜にわたり観音堂に願ったところ「泉の水を飲めば願いがかなうであろう」というお告げを得ます。そして霊泉を見つけて水を飲んだところ、激しく喉が渇き、いつまでも水を飲み続けてしまいます。しばらくして、ふと気づくと辰子は龍に化身していました。そうして龍になった辰子は、田沢湖のヌシとなって湖に潜っていったそう。母は龍になった辰子を悲しみ、松明を湖に投げ入れると国鱒になって泳いでいきましたとさ。
他にも八郎太郎の伝説や三湖伝説と結びついた話や、いろんな伝承が残っているんだって。
なんか不思議な昔話でつね。どういう意味があるんでつかね?
昔話の意味については「変身譚(姿を変える話)」や「見てはいけないタブー」などがありますが、どれも推測で正直なところ分かりません。ただ言えることは、話を聞いた人々がどのように感じるかは人それぞれで、まさにそれこそが答えなのかもしれません。
漢槎宮(かんさぐう)
たつこ像の近くにある漢槎宮は、流れてきた浮木(流木)を祭ったことから、浮木神社とも言われています。
小さなお社ですが、風景と調和していて神聖さを感じまちた。
命名は秋田藩士で漢学者の益戸滄洲で、正面にある扁額も滄洲によるもの。
3.御座石神社へ
たつこ像から6kmほどの距離にある、美人になれると噂の御座石神社周辺を巡ります。
御座石神社のすぐ近くに、広々とした無料の駐車場があります
1650年(慶安3年)に秋田藩主の佐竹義隆公が遊覧した時、腰をかけて休んだことから御座石神社の社名となったそう。
美貌成就の御座石神社へ、美人のまるちゃんを連れてお詣りします
これ以上可愛くなったら、世界中のワンコに惚れられちゃいまつ
御座石神社はとても静かで、心が洗われるような神社でした。また神社の周辺には先ほど紹介した『辰子姫伝説』にまつわる霊泉や鏡石など、たくさんの見どころがあります。
いちおう念の為にお伝えしておきますが、湖畔にはこんなものが…
それだけ、神々のいらっしゃる自然と近いということでつ。
確かに!まるちゃん良いこと言うね。気を引き締めて散策しようね
お詣りしてから鳥居に戻ると、さらに湖が神秘的に感じまちた。
ぜひ立ち寄りたい『あさり商店』
駐車場にある人気のお土産屋さん。店内にはたくさんの商品があって、あれもこれも美味しそうなものばかりです。
「ワンちゃんも一緒にどうぞ」って言われたから嬉しかったでつ。
うんうん。みんなでお土産を選べて買えたから、楽しかったね!
そしてメインイベントがやってきましたー。最初に言っておきます!コチラの『みそたんぽ』めちゃくちゃ美味!
素朴なのに味わい深い。何故、なんでこんなに美味しいんだろう。
お米、味噌、杉の香、どれも自然がキレイな秋田だからこその味でつ
まるちゃんに先に言われてしまいましたが、やはり米どころの秋田。ミネラル分豊富な水と緩急のある気候から生まれた素材で作る『みそたんぽ』は絶品でした。他にも麺類などメニューもたくさんありました。
4.種類が豊富『山のはちみつ屋』
神社をあとにして、蜂蜜好きにはたまらない『山のはちみつ屋』へと車を走らせます。
到着~。お店はとてもキュートで、フォトスポットがたくさん。
まるは甘い香りに誘われて、あっちこっち向いてクンクン。
写真はもういいでしょ、早くソフトクリームを買ってくるのでつ!
はいはい。仰せの通り『はちみつソフト』買ってきましたよ
やったぁ~。ミルキーで蜂蜜のアクセントが効いてて美味ちい!
『はちみつソフトクリーム』はサイコロを振って“8”の数字が出ると、みつばち型チョコが8個に増えるよ。なお店内にはたくさんの種類の蜂蜜があって、蜂蜜好きな私達にとってたまらないラインナップ。お土産選びに迷っても試食ができるからうれしい!
5.まとめ
辰子伝説が残る田沢湖を巡る旅をご紹介しました。我が家から900kmの距離がありましたが、自然が美しくホントに来てよかったと思える場所でした。ぜひ皆さんもコバルトブルーの湖面が輝く田沢湖へ、ワンちゃんと一緒に旅してみてはいかがでしょうか♪