わんこと滋賀県東近江市の永源寺へ。愛知川の渓谷沿いを彩る紅葉と、臨済宗永源寺派大本山ならではの荘厳な境内に感動!参道では名物のおでんも楽しむ、秋の犬連れ旅をご紹介します。
訪れた日:落葉(11月下旬)
1.永源寺の駐車場とアクセス
滋賀県の湖東エリアにある永源寺は、山に囲まれた愛知川の渓谷沿いに位置しています。


南北朝時代に始まる古刹で、古くから紅葉の名所としても知られています

同じ東近江市には湖東三山の百済寺もあり、紅葉の名所が多いエリアでつ
百済寺は聖徳太子が創建したと伝わる古刹。山腹に広がる境内や、天下遠望の名園と称される本坊庭園が見どころです。一方、こちらの永源寺も湖東三山に引けを取らない紅葉の名所。愛知川の渓谷と境内が一体となった美しい紅葉や、山門へと続く参道を彩る紅葉のトンネルも見逃せません。今回は、そんな秋の絶景を楽しみに永源寺を訪れました。

紅葉シーズンの駐車場について
紅葉シーズンには、永源寺駐車場のほか、周辺にも個人経営の駐車場が開設されます。


八風街道(国道421号線)沿いには、駐車場がいくつか用意されています

紅葉シーズンは駐車場も混雑するので、空いてたら即停めちゃいましょー
永源寺駐車場の道路沿いには「五王製菓」という有名なお団子屋さんがあるよ。 安くて美味しく、ライダーさんにも大人気。
公式 だんごや_永源寺店 📷 Instagram

国道421号線沿いの駐車場から橋へ向かう際、横断歩道に信号はありません。スタッフの方が誘導してくれる場合は、その指示に従いましょう。また、車の往来が多い道路なので、歩く際や横断する際は十分に気をつけてください。
駐車場は私たちも利用した旦度橋周辺がおすすめ。橋の上からの景色も楽しめるうえ、表参道から羅漢坂を通りお寺へと向かえます。初めて訪れる方にも分かりやすい国道沿いにあり、周辺にも駐車場が多数。空きがあれば民間駐車場の方が誘導してくれます(有料駐車場は、どこも親切でリーズナブル😁)。

なお、紅葉シーズンは周辺の道路も混雑するため、早めの時間帯に行くのがおすすめです。混雑を避けたい方は、川上に架かる愛知橋(えちばし)を渡った東側の裏参道駐車場も選択肢のひとつ。旦度橋周辺からは約500m離れていますが、お寺の裏手から入れます(道幅が少し狭いのでご注意ください)。また、境内に最も近い「永源寺展望駐車場」もあります。階段のない参道から境内へ入れるのが魅力で、紅葉シーズンの平日限定でakippaにて事前予約も可能です。
2.わんこと紅葉の名刹へ
旦度橋を渡ると観光案内所があります。そこから川沿いの道を歩き、お寺へ向かいます。


そこは食べ歩きも楽しめるお土産屋さん…いや、まずは紅葉を見に行こう!

ええ~残念無念。じゃあ我慢するので、帰りに絶対寄ってくださしゃいね
まるも気になる、熱々おでんや蒟蒻が人気のお土産店は、後ほどご紹介します。
大歇橋から羅漢坂へ

美味しそうな香りをぐっと我慢して、大歇橋(だいけつきょう)を渡ると境内の霊域へ。ここから120段あまりの羅漢坂を上ります。


は~い。皆さまも紅葉に夢中にならぬよう、足元にはお気をつけくださいね

あっ!坂の途中で、メガネをかけた笑顔がステキなお地蔵さまを発見~♪

羅漢坂の途中で見つけた、メガネをかけたお地蔵さま。笑福亭鶴瓶師匠にそっくりとSNSなどで話題になったそうですが、実は交通事故により修行半ばでこの世を去った雲水(修行僧)を供養するため、ご遺族によって建立されたものだそうです。生前のお姿や雲水の装束を模して造られており、今も参道を行き交う人々を穏やかな笑顔で見守っています。
十六羅漢と釈迦三尊の石仏
羅漢坂を登りきると、左手の岩山に十六羅漢と釈迦三尊の石仏が並んでいます。

羅漢坂を登った左手の岩山には、釈迦如来と文殊菩薩・普賢菩薩からなる釈迦三尊、そして十六羅漢の石仏が安置されています。もともとは境内の各所にあったものを集めたと伝わり、江戸時代の作と考えられています。


一体ごとに異なる表情や姿も見どころで、思わずじっくり眺めたくなります
3.わんこと巡る秋の永源寺へ
いよいよ永源寺へ。紅葉にはまだ少し早く、緑も残る色付きはじめですが、風情あるお寺の秋景色を楽しみます。


そういえば、こちらのお寺はわんこも一緒にお参りして大丈夫なんでつか?

うん!わんこは抱っこをすれば、ありがたいことに境内も一緒に巡れるよ♪
犬を下ろすことはできませんが、抱っこをすれば一緒に境内を巡れます。ただし、階段や段差が多く、カートも使いにくいため、抱っこで巡るのも大変です。わんこの安全のためにも、できればスリングやキャリーバッグに入れて参拝することをおすすめします。
総門(料金所・受付)

境内の建造物の中でも古い歴史を持つ総門。現在の門は延享3年(1746年)に再建されたもので、格式を感じさせる堂々とした佇まいが印象的。紅葉のピーク時には、赤く染まった木々に囲まれた美しい姿を楽しめます。


感極まるママ…文章が長いでつ!早くおでん…いや、紅葉を見に行くのでつ

あっ、ゴメンゴメン。では、総門の受付で拝観料を納めて境内へ。ここからはママがまるちゃんをスリングに入れて、神聖な境内を一緒に巡ります。


はいはーい。紅葉が美しい、お寺巡りのスタート。次は山門を目指します

それにしても、紅葉も魅力ですが、川沿いの景色も素晴らしいです。ここから眺めると、お寺が渓谷沿いに位置していることがよく分かります。坂を登ってきたこともあり、見晴らしも抜群。自然と一体になったような気分を味わえるお寺です。
見上げる山門
総門から50mほど進むと、二階建ての立派な門が見えてきました。


うんうん。大きな山門と紅葉を写真に収めようと、皆様もパシャパシャ📸


あっ、あそこに立て看板が!


境内には『ペットは抱いて参拝』と書かれた立て看板もありました。わんこ連れを受け入れてくださるお寺のご厚意が、本当にありがたいことですね。
鐘楼と茶所


お食事処『音無瀬』では、うどんや蕎麦、ぜんざいもいただけるそうです

ここは高低差を利用した造りになっており、お食事処の建物の二階部分に橋が架かっています。大きな鐘楼とともに、写真に収めたくなる素敵な場所でした。

方丈と法堂
方丈(安心室)は、住職の居住や法要などに使われる建物です。現在は本堂や書院も兼ねており、本尊・世継観音が祀られています。

永源寺は、臨済宗永源寺派の大本山として知られる歴史ある禅寺。
その始まりは、南北朝時代の康安元年(1361年)。近江守護の佐々木六角氏頼公が、高僧として知られた寂室元光禅師に深く帰依し、景勝地であった雷渓の地を寄進したことにさかのぼります。禅師を慕って多くの僧侶や人々が集まり、最盛期には山中に56もの庵があったと伝えられています。しかし、明応元年(1492年)と永禄6年(1563年)の戦乱による火災で、伽藍の多くが焼失。その後、江戸時代に入ると、別峰紹印禅師や一絲文守禅師らの尽力により復興が進みました。さらに、後水尾天皇の勅命や東福門院、彦根藩井伊家の支援を受け、寺は再び栄え、現在へと受け継がれています。


失礼にあたるかと思い本堂内の写真はありませんが、参拝を終えて、お寺の長い歴史に触れてとても感動しました

参拝したら陽の光が!ありがたや~
紅葉に照らされた境内を散策
お参りしたあとは、広い境内を散策。

境内には他にも、釈迦三尊をお祀りし、法要が行われる「法堂(はっとう)」や、修行僧が坐禅に励む「禅堂」、開山・寂室禅師の墓所に建つ「開山堂」など、歴史ある建物が点在しています。また、経典を納める「経蔵」や、境内を守護する神様をお祀りする「鎮守社」などもあり、広い境内を巡りながら、それぞれの建物を見て回ることができます。

裏参道
白鹿坂を通り、さらに裏参道へと進みます。


裏参道には「風穴」や「茶筅塚」もあり、高台から眺める紅葉も美しいので、ぜひお立ち寄りくださいませ

なお、裏参道駐車場にとめた方は、こちらのルートからの散策となりまつ
ライトアップ・夜間参拝
永源寺では紅葉の時期に合わせ、夜間の特別参拝が行われます。ライトアップされた境内では、闇夜に浮かび上がる紅葉や歴史ある建物が織りなす、昼間とはひと味違う幻想的な景色が楽しめます。

夜間特別参拝のお知らせ
2026年は11月14日から11月28日まで、紅葉シーズンに合わせた夜間特別参拝を実施。17時からライトアップされた境内を楽しめ、昼間とはひと味違う幽玄な雰囲気を味わえます。なお、夜間参拝の際、入山後の入れ替えはありません(例えば、ライトアップ前から参拝している場合も、17時にいったん退場して夜間参拝のために入り直す必要はないそうです)。
開催期間 11月14日(土)~11月28日(土)
参拝時間 金土日祝 17:00~20:00(閉門)
参拝時間 月~木 17:00~18:30(閉門)
紅葉の時期とまとめ
例年11月上旬から下旬にかけて紅葉の見頃となる永源寺。11月中旬にはピークを迎えることが多いそうですが、紅葉の色付きはその年の気候次第。自然が生み出す、その時々の風景を楽しむのがベストだと思います。

秋色に染まる境内は、どこを切り取ってもステキな思い出の一枚になること間違いなし。本当はもっともっと写真をご紹介したいですが、実際に目で見て感じてほしいので、このへんで…。歴史ある永源寺は、けっして派手ではなく、随所に侘び寂びを感じられる、心静まる秋の境内でした。


あっ、お待たせお待たせ。では、約束していた食べ歩きへとレッツゴー!

わーい
4.永源寺門前売店 うり坊
お寺に参拝して紅葉を堪能したあと、橋の近くにある売店で食べ歩きを楽しみます。


たくさんの参拝客で大盛況。これは、美味しいものに出会えるに違いない!

オラ、わくわくすっぞ!

うどんや佃煮、夏にはかき氷など、さまざまな美味がそろう永源寺売店。店先にはテラス席がたくさんあるので、わんこと一緒にいただけます。なお、熱々のおでんは紅葉まつり限定です。

感想…正直、めっちゃ美味しい。
寒空の中で食べる熱々のおでんは、それだけでも最高ですが、なんといっても付け合わせの味噌が絶品。ちょっとカルチャーショックを受けるくらい、自家製みそに衝撃を受けました。柚子みそと山椒みそがありましたが、どちらも個性があってウマウマ。パックでも販売されていたので購入し、家に帰ってからも食べましたが、やっぱり美味しかった!自家製みそは、絶対に絶対にお土産に買って帰ることをおすすめします。あと、帰りに買った手作り和菓子の永源寺名物「だるま餅」が、これまたGOOD!こちらの甘味もお土産にぴったりで、超おすすめです。

あらら、めっちゃ長文😁それだけ美味しかったということでつね

うん!お店の方々も気さくで感じが良く、女性の皆様がとても素敵でした♪
東近江の美味が詰まったお店
季節ごとに楽しめます
ご家族で収穫して製造販売!
場所 永源寺前売店 うり坊
📷 Instagram 地図 GoogleMap
5.まとめと所要時間
私たちは2時間ほど滞在。階段のアップダウンはあるものの、旦度橋から境内を通り裏参道までの距離は700mほど。散策自体はそれほど時間がかからない印象でした。ただし、紅葉シーズンは国道421号の渋滞や駐車場に入るまでに時間がかかることも。そこを考慮して、余裕を持った予定を立てるとよいと思います。

滋賀県東近江市にある、永源寺をご紹介しました。歴史ある仏閣に触れ、美しい紅葉を見て、さらに美味しい食べ物にも出会えて心もお腹も大満足。ぜひ皆さまもわんこと一緒に、秋景色に染まる名刹へお出かけしてみてはいかがでしょうか♪



